熱中症対策 予防法から応急処置

今年の熱中症による救急搬送患者の状況です。

6月末に入り、熱中症患者は急増していることが分かります。

熱中症は体内の水分量が少ないとされている高齢者が多いと思いますが、そうとも限りません。

正しく予防を徹底しなければ、誰にでも起こり得る恐い病態です。

今回は、次のContentsで説明していきます。

まずは熱中症についてです。

そもそも熱中症とは?環境省の『熱中症環境保健マニュアル2022』で説明されています。

つまり、体温調節のために発汗し、それで水分や塩分の減少による体液バランスの異常が原因で、体温の温度調節ができなくなり身体の症状が出てくることになります。

体温が上昇したときのメカニズムは次の4つとされています。

特に④は効率の良いメカニズムだと言われています。

だからこそ、身体の水分と塩分が減少していきます。

熱中症には重症度があります。

熱中症の病態と重症度について分かりやすい図が環境省のマニュアルにありますのでご参照ください。

特に熱中症では『意識障害の有無』は重要なサインと言われています。

意識障害といっても、軽度の症状も見逃さないことが重要です。

集中力や判断力の低下も、重要な意識障害のサインになります。

熱中症の院外の対応を『FIRE』と覚えることができます。

ぜひ、活用しましょう!

水分補給にはポイントがあります。

水分と塩分が必要です。

家庭でできるレシピも活用しましょう!

意識がある場合は口から飲みましょう。

意識悪い場合は点滴が必要なので、病院に行きましょう!

冷却する部分は大きな静脈が流れている部分を冷やしましょう!

蒸散冷却法は効果的です!

熱中症を疑う症状と、呼びかけに反応するかどうかが重要です!

呼びかけに応える場合は涼しい場所で水分・塩分

呼びかけに応えない場合や、いつもと違い何か変な場合も救急車を呼びましょう。

東京オリンピックではスタッフに次のような対応を指導されていたようです。

大変参考になるので、是非活用しましょう。

総務省のホームページからも分かりやすい説明がされたリーフレットがあります。

熱中症の予防は沢山ありますが、ここでは環境の条件、個人のコンディションについて説明します

環境の条件は、『熱中症予防運動指針』を参考にしましょう

忙しい毎日で、ついついコンディションを整えることも忘れがちです。

体温調節には自律神経も非常に大切なので、コンディションを整えていきましょう。

感染予防と、熱中症予防について理解しましょう。

それぞれの予防を理解して日常に使っていきましょう。

高校で講義を行った資料なのでご了承ください。

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